沖縄〜宮崎820㌔ 航海記

– 2023.1.29 –

2011年夏に沖縄本島から宮崎県までの約820㌔を南西諸島の伝統的な木造舟「帆掛けサバニ(フーカキサバニ)」で航海をしました。
全航海にかかった日数は約1ヶ月間でしたが、旅の途中には台風襲来等によって停滞を余儀なくされたりもしました。
風の向きや強さを常に意識し、感じ続けた旅でした。
そしてまた訪れる先々で人の優しさに触れた旅でもありました。

動力は風とクルーの漕力のみで、沖縄本島から奄美大島までは2艘のサバニに計15名のクルーで旅し、奄美大島から先は1艘8名で宮崎を目指しました。
11年前に経験した航海旅ですが、いまでも時々思い出すほど、キョーレツに楽しい日々でした。
そしてまた素晴らしいクルーたちと貴重な経験を共有できたことも忘れられません。


こちらの誌面は同年発行の『週刊朝日(9/9号)』に寄稿した航海記です。
朝日新聞で働いている友人が当時の誌面を送ってくれました。
先日、週刊朝日が休刊するニュースに触れ、そういえばと思い出し、友人に頼んで探してもらったものです。
編集部にはカラーページのグラビアを希望していたのですが、結果的に文章メインの航海記となりました。
1ヶ月の経験を2ページに落とし込むのにかなり苦労し、字数の関係で触れられなかったエピソードをあげればキリがないほどです。
なので、関心がある方は、ぜひこちらもチェックしてみて下さい。
クルーとして一緒に旅をした後藤聡さんが撮影編集した映像です。
航海の臨場感をぜひ映像で。