白い涙〜牛と酪農家の叫び

 

01 − 原発が危ないなんて思いもしなかった

02 − 悲鳴のような鳴き声を聞くのが辛かった

03 − 津島へ走れ

04 − 逃げねばならない、それしかなかった

05 − 牛、生きているから戻ってこないか

06 − 現場任せの廃乳

07 − 俺たちは見棄てられたのか

08 − 原発事故で壊された、牛がいる暮らし

09 − 復興とは、一体なんなのだろう

10 − 津島から酪農家と乳牛がいなくなった日

11 − 全村避難となった川内村に牛と残る

12 − 3ヶ月ぶりの集乳車

13 − 大規模な廃棄物問題も引き起こした原発事故

14 − 行き場を失った廃棄物の処分進展せず

15 − 村民が不安に思う中、仮焼却施設が稼動

16 − 検査の継続と情報公開で信用回復に努める

17 − 放射性物質不検出を目指す

18 − 前を向いて歩み出した人たち


連載ルポについて

これらの記事は東京電力(株)福島第一原発による事故で被害を受けた酪農家や乳業メーカーなどを取材し、酪農専門月刊誌『デーリィマン』で連載したものです。
連載は2013年1月から始まり、2014年6月に最終回となる第18回で終えました。
記事は掲載当時のものを転載しているため、現在とは状況が違っているものもあります。
連載後に誤りだとわかった部分、現状の認識と大きくかけ離れた部分などは訂正しましたが、記事の大部分は連載当時のものです。
掲載時のタイトルは「被災地を行く」でしたが、当サイトに転載するにあたって「白い涙〜牛と酪農家の叫び」に改めました。
“白い涙”とは廃乳を自身と牛の涙に例えた酪農家の思いを受けたものです。
原発事故直後、福島県の酪農家たちがどんな思いで牛と接していたのか…ひとりでも多くの方がその思いを知って下されば幸いです。