東日本大震災から14年

– 2025.3.11 –

東日本大震災から14年となる今年の3月11日は、福島県浪江町で14時46分を迎えました。

請戸の砂浜では地震発生時刻の1時間前から双葉署や双葉消防本部などが合同で行方不明者の手がかりを探していましたが、請戸地区では当時、東京電力福島第一原発事故の避難指示によって津波倒壊した建物などの捜索が十分にできなかった過去があります。



地震発生時刻が近づくにつれ、浪江町請戸の堤防には少しずつ人の姿が増えていき、防災無線のスピーカーから聞こえてくるサイレンが合図となり、海に向かって黙祷。

この日は風が強く、普段ならばはっきりと見える福島第一原発の排気筒が霞んでいました。


行方不明者の手がかりを探していた警察や消防関係者も整列して黙祷に加わっていました。
砂浜に立てられた卒婆塔は職務中に亡くなった犠牲者を供養するもので、波打ち際に沿って献花が散っていました。
福島県ではいまも196人の行方がわかっていません。



※冒頭の写真のみ双葉町で撮影し、後の写真はすべて浪江町請戸で撮影したものです。