REBORN – 再生

– 2022.10.22 –

今月上旬、熊本県内を流れる球磨川流域を訪ねました。
2019年7月に発生した豪雨災害から2年余りが経ちましたが、現地はいまも復旧半ばであり、復興といえる状況にないことを今回の滞在で実感しました。
八代市坂本町では溝口隼平さんと久しぶりに再会。
話を伺い、彼の活動を紹介する映像を撮影しました。

2010年に荒瀬ダムから近い球磨川のほとりに家族と移住した溝口隼平さんは、一昨年に発生した球磨川豪雨災害で自宅の2階天井まで浸水する被害に遭い、生活用品はもちろんラフティングツアーで使う仕事道具の多くを失っています。
被災後、溝口さんはボランティアの方々とともに被災家屋の泥出しや片付けに奔走。
その一方で生業のラフティングツアーは長期休業を余儀なくされました。
それでも本人曰く「気持ちが挫けることなく、球磨川と地域への恩返しについて考える日々だった」と言います。

災害から2年余りが過ぎ、現地では被災家屋の解体が進み、雑草が茂る更地が広がりつつあります。 かつてあった建物が姿を消し、球磨川には今も大量の土砂が堆積しています。
溝口さんは地域に生きた人々の記憶を残すため、被災家屋から大切に譲り受けた建材を再生させる取り組みを始めています。

https://www.youtube.com/watch?v=heEYyPQpDzg


映像で紹介しているフォトフレームは完全フルオーダーとのこと。
購入や製作等の問い合わせは、ラフティング会社「リボーン」までお願いします。
facebook.com/rebornkumagawa